キューバ脱出後・・・
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2011年3月11日。 Håkichiが生まれてちょうど4ヶ月目にあたる日なんだけど、ちょうどこの日我が家は東京にいました。 大使館に用事があって、J君とHåkichiの3人で出かけて、1430のアポを済ませて、家に帰ろうとしていました。 地下鉄の入り口に近づいた頃、私のケイタイにデンタルオフィスから、チェックアップの予約が取れそうですという電話があって、Håkichiを胸に抱きながら電話の向こうのお兄さんと話しをしていました。 その横でJ君が突然 「あれっ、何か揺れてる。地震じゃないコレ?」 と言い始め、私が最初に目にしたのは電線が揺れている状態だったので、ビル風で激しく揺れているだけかと思ったら、遠くに見えるビルも横に大きく揺れてて、そのうち足まで揺れを感じるようになってきました。 とはいえ、私にはまだ何が起こっているのか状況がつかめず、普通にお兄さんと話をして、「次のアポは18日です」と言われ、「その日はHåkichiのチェックアップがあるしな~」と頭の中でスケジュールを思い出し、J君に私のチェックアップの間、Håkichiを見てくれることが出来るか聞いていたら、J君は興奮状態でそれどころじゃなく、周囲を見回すと多くの人がビルから出てきている様子が見えて、私も徐々にただ事ではないと言うことに気がつき始め、電話口のお兄さんに「地震が来てるので電話を切らせてください」を叫んで携帯を切った後はパニック状態に。「怖い怖い」と言いながらJ君にしがみつき、それでもHåkichiを胸に抱いているので、自分が強くあらなければと言う思いですごく動揺していました。 揺れは結構長く続いて、おさまった後もたくさんの人が道路に出たままでいろんな話をしていました。 私たちもしばらくはいたんだけど、とにかく家に帰らなきゃと地下鉄に向かったんだけど、「運転再開のメド立たず」で、地下にいるのも怖かったので、新橋駅まで歩いていくことに。 2時間ほど待ってたんだけど、JRも運転再開のメド立たずで、いよいよ窮地に追いやられた私たち。今回はJ君と私の2人の身軽な外出ではなく、赤ちゃんを連れての外出なので、寒い外に何時間も佇むわけにはいかず、ホテルを予約し、赤坂までまた逆戻り。 ラッキーなことに、1230の授乳を最後に1430頃からHåkichiはこの混乱の最中グッスリと眠ってくれてお母さん本当に助かりました。ホテルにつく頃に大泣きを始めたHåkichiですが、部屋に着くなり授乳を開始して落ち着くHåkichi。この何時間の間に何度Håkichiに「ゴメンネ」と謝ったことか。 ホテルについてから携帯を見ると友達からの心配メールがたくさん来てたんだけど、返信できる状態ではなく、電話もつながらない・・・ホテルの電話からかろうじて実家への電話がつながってお母さんと話すことが出来ました。 私「ここ数時間、私にメールかなんかした?」 母「何で?」 私「・・・・・・だって地震の事で心配かなと思って」 母「アナタの所はあまり揺れてないんでしょ?」 私「実はね今日偶然にも東京に出てきてしまったんだよ・・・」 ここで絶句する母上。余計に心配かけさせたみたいでまずかったかなと思いながらも、電話がつながるうちに伝えておかないとね。 来月がHåkichiの初めての外泊になるはずだったのに、ちょうど4ヶ月にあたる3月11日が初めての外泊記念日になってしまいました。ラッキーな事に、着替えを1着とオムツも6枚ほど予備を持ってきていたので何とか大丈夫でしたが、さすがに今回は少しおしっこラインが見えたくらいでは交換しませんでした。Håkichiには可哀相だったけど、気持ち悪そうに泣くまではおむつ交換はお預け。そのせいか、数時間後にはずっしりと重たくなったオムツを交換することに。 夜もHåkichiはよく眠ってくれて母さんは本当に助かりました。でも小さな余震が何度も続き本当に怖かった~(涙) その時はHåkichiの手を握って思わず「怖いよ~」と心の中で叫んでました。いくら赤ちゃんといえど男の子。手を握ると安心するぅぅぅ♪ 夜が明けて、新橋駅に向かったけど、運転再開しているのはごくわずかで、何本かを乗り継ぎながら家にたどり着いたわけですが、窮屈な電車の中で席を譲ってくださったおばさんとおじさん、本当にありがとうございました。電車の中で結構グズって泣き出したHåkichiですが、泣き止むのを願うのはもちろんのこと、それ以上にマミーが祈ってたのは唯一つ。 「電車の中でう●ちだけはしないでおくれ~!!」 ということ。というのも、普段はJ君に似て快便なのに、ここ2日間便秘してるHåkichi。 なので、電車の中でいりなり力み始めるとヒヤヒヤしてしまいました(汗) 結局マミーの願いは届いて、Håkichiも持ちこたえてくれたみたいです。その代わりに品川駅で私たちがランチを食べてるときにブリブリっとジューシーなヤツを出してくれました。それで大喜びする私。やっぱり排泄物は出しちゃったほうが気持ちいいもんね。 家に着く頃にはHåkichiも疲れ果ててグッスリ眠ってましたが、今はパッチリと目が覚めて「マ~ム~」と聞こえる言葉を叫びながら一人でバタバタ動いてます。 子どもを持って改めて思ったこと。 生まれてきたばかりの小さな命、 これから生まれるはずだったたくさんの命、 その命をお腹の中で頑張って育ててきた妊娠中の女性、 その命の誕生を心待ちにしていたであろうたくさんの人々 中にはほんの数時間前、数分前に小さな命の誕生を発見した人さえいるかもしれません。 そういった命が今回の地震で失われたことを思うと本当に心が痛みます。 そして私の横で、「アーアー」としゃべりながら片足をあげて「プッ」をおならをするHåkichiを見て、私は今ここにある小さな命を、私の命をかけて守っていかなければと思うのであります。おならは一丁前にクサいけどね。 Håkichi、体はまだ小さいけど君の存在はマミーとダディーを強くしてくれてるんだよ。 でもマミーはまだまだ弱っちぃ人間だから、たまにはマミーを守ってね。 その方法も至って簡単。笑いながらマミーの指をギュッて握ってくれるだけでいいんだよ♪ PR |
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プロフィール
2008年にキューバ脱出後、日本に潜み密かにタマゴを温め、家族の定員が一人増えました!!
J君&Tomo家に新加入したHåkichi(豊吉:ホーキチ)を中心に日常の出来事を綴っています。
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